8月22日(日)
さて 元祖七合目から先はいよいよ「去年のその先」です。
八合目までは参考コースタイム一時間の行程。
この区間は溶岩の固まった岩場がメインのルートで傾斜もキツイので
軽装の人は難儀する場所ですがムスコ的にはやはり砂地よりストレスが
無いようです。
途中ムスコが踵の痛みを訴えたので靴を脱がしてみたら踵にちょっと摺れ跡
靴がまだ新品に近い状態なのでなじんでないのが原因みたい。
そこでスレる部分に絆創膏と粘着包帯を貼って靴の締め方を変えたら
痛みも解消されてホっと一安心。そんな事で時間をロスしたかと思ったら
ほぼコースタイム通りの時間で八合目池田館に到着。
ここまで小休止のみで登ってきたので池田館の裏でノンビリ昼食タイム。
ムスコの持ってきたヤマザキランチパックの袋が今まさに破裂せんばかりに
膨らんでました(笑)
池田館の裏手には鳥居があり、ここから富士浅間神社奥宮の敷地になるらしい。
九合目までのこの区間も岩場や砂礫の路面が続きます。
ここまで順調だったムスコにもさすがに疲れが出始めて短い休憩が増えペースが
落ちてきました。今までの歩いた行程と未知の標高である事を考えれば当然
でしょう。 ここは無理せずノンビリ進みます。
九合目手前にある2本の柱。おそらく古く朽ちた木製の鳥居の残骸と
思われるのですが、この2本の柱に何故か硬貨が無数に刺してありました。
硬貨だけでなく何故かバッチ類も刺してあります。 他の山の鳥居には
見られない事なんですが何かいわれがあるんですかね????
PM二時頃
九合目の万年雪山荘に到着。ムスコの体力と2日目の行程を考慮して
前もってここに宿泊の予約を入れてありました。
時間も二~三時あたりの到着を目指していたので
予定通り到着にホッと一安心。
子供と富士登山をする場合に限らず山は基本的に早出早着が基本ですから
(それが基本でない高山は富士山くらいだと思う)
夏のこの時期、午後はいつ雷雨に遭遇しても不思議ではありませんからね
天気が崩れずに初日の行程を消化できて良かった。
九合目の標高は約3400メートル、ムスコには未知の標高ですが
この時点で高山病の症状は出ていません。
宿泊手続きを済ませて荷物を寝床に置いたらハギーさん待ってましたの
山ビールタイムですよ!!
この写真を撮っていたら何故か周りに大ウケ(笑)
九合目万年雪山荘ではビール(キリンラガー)が350mlで800円です。
麓ならぼったくりバー並みの値段ですが、ここは標高3400メートルの山の中
こんなトコでちゃんと冷えたビールが飲める事自体がすごい事ですから
山室(富士山では山小屋の事を山室と言う)のスタッフの皆様に感謝をしつつ
ここは気持ち良く800円払って美味しくいただきました。
(ちなみに自販機での販売です)800円払うのが嫌な人は自力根性で
ビールを担ぎあげましょう。
つづく