8月30日(日)
山に行った次の週は街である(笑)
夏休み期間は博物館や美術館で魅力的な特別展が目白押しです。
行きたかった特別展をこの際だからハシゴしちゃいます。
という事で文化芸術の杜。上野公園へ
まずは春くらいから気になって開催を待っていたコレ
「大河原邦男展」
40代半ばという事はようするにガンダム世代、
というか大河原邦男世代な訳でして(笑)
ダグラム・ザブングル・ヴァイファム・レイズナー。
改めて見るとヤッターマンメカとボトムズのメカが秀逸だなぁ。
でもでも一番大河原デザインらしくてカッコよくて美しいのは
「最強ロボ・ダイオージャ」
これは素晴らしいですよ。
ミュージアムショップでプラモが売っているのもさすが大河原展(笑)
展示内容自体は直筆のデザイン画の展示がメインなので
割合サラリと見れちゃいます。 という事で
続いてはお馴染みトーハク 東京国立博物館へ
こちらの特別展は「クレオパトラとエジプトの王妃展」
クレオパトラとありますが全体的にはエジプトの歴代王朝の王妃や王女に
まつわる品々の展示がメインです。 各年代における王妃の生活や装飾品。
階位にまつわる象徴神。 各年代における神のムーブメントが大変興味深かった。
さすがのトーハク。外しが無い!! にしても各年代、
イシスが王妃の人気ナンバーワン(笑)
特別展は平成館ですが東洋館の休憩テーブルの上にこんな物が
「ヒエログラフ五十音表」
古代エジプト文字であるヒエログラフをひらがなに訳した訳表(笑)
スゲー!!
さぁさぁ! さらにもう一展!!
今度は国立西洋美術館。ただいま建物自体を世界遺産に申請中と話題の
美術館ですね。
ここは「ボルドー展」です。
フランスのボルドー地方にまつわる美術品の展示なのですが
そのボルドー。 クロマニョン人の発掘やラスコー洞窟壁画など
考古学的な大発見の地でもあるそうで。最初の展示物は
考古発掘品の展示です。でもクロマニヨン人やラスコー洞窟画に関する
展示は無かったのが残念。洞窟画に使用したと思われる岩石や
洞窟での灯りに用いられた獣油蝋台。打製石器や磨製石器の
展示は興味深かったです。
中盤以降はボルドーの貿易港としての発展に関する絵画や陶磁器。
家具など。絵画系は普段あまり興味を持って見る機会がないので
批評する脳味噌が無いのですが興味をそそられる美術品2割
その他8割というのが私の現状でした(笑)
キリスト教の天井画はなかなか良かったかな。聖書画なのに
書かれた当時の世界感の影響大なのが面白いです。
今回の目玉ともいうべき絵画、ドラクロワの「ライオン狩り」
細微な表現力とか綿密さとか抽象的とかではなくて
全体から伝わる画ヂカラが「スゲー!!」て感じでした。
そうそう
クロードモネが10代の頃に書いたらしい風刺画も面白かったかな。
ミュージアムショップでワインが売っているのもさすがボルドー展(笑)
西洋美術館は誰でも無料で見れるロダン作品の屋外展示がすごいですよね。
地獄門はすごいですねぇ。
さすがに3展ハシゴは足と精神にシンドイ(笑)少しほぐしてから帰りましょう。
という事でお馴染みアメ横へ
立ちっぱなし歩きっぱなしなので流石に座って呑みたい。
選んだお店は前回も行ったガード下の焼き鳥「文楽」
ここの焼き鳥とモツ煮は好きだな~♪
極私的な主観として観覧だけの街めぐりはカタすぎる
呑みだけの遠出は自堕落すぎる。
やはり「観て」「呑む」がバランスが良いですねぇ。